わたしたちの暮らしがどんどん便利に、そして豊かになっていくと同時に
暮らしにシンプルさを求める人も多くなっているのでは?
常にまだ何か足りないような...何かしなくてはいけないような...
そんな気持ちに終わりがないように感じてなかなか心からリラックスできないなんて人も少なくはないはず...
この記事ではそんな気持ちが少し楽になるようなミニマルな暮らしの考え方を紹介します。
モノはたくさんあるのにまだ何か足りないように感じてしまうワケ
日々のごちゃごちゃ、余裕のなさに疲れていた頃、モノは今よりずっとたくさん持っていました。むしろ、そんな自分の暮らしを変えたいから自分の暮らしに何か足すことばかりを考えていました。でもそれは悪循環でしかありませんでした。
何か足りないと感じる⇨モノやコトを増やす⇨時間と気持ちに余裕がなくなる⇨何か変えたくなる⇨何か足りないと感じる
この繰り返し。
溢れた情報に私たちはあれもこれも必要だという感覚に陥りがちです。溢れた情報の量は、江戸時代に比べると、わたしたちが1日に触れる情報の量はなんと江戸時代の人の1年分の情報量と同じくらいだと言われています。日々どんどん生まれる新しい商品、サービス、情報...
最近英語で「FOMO」という言葉が使われるようになってきました。
FOMOとは、"Fear Of Missing Out" の略。(何かを逃すことに対しての恐怖心)
何かを逃すことに対しての恐怖心
何かを逃すことに対しての恐怖心の「何か」とは、イベントだったり集まりだったり、情報だったり、物であったり、いろいろなことを指します。
- すでに生活に必要なモノはあるはずなのに足すものを探し続けてしまう=FOMO
- もう十分に便利な暮らしをしているのに、もっと暮らしに役立つ情報を探してしまう=FOMO
- 忙しいのに、疲れているのに、誘われた集まりに行こうとしてしまう=FOMO
FOMOこそが現代のわたしたちが充分にあるのに求め続けてしまうワケではないでしょうか。
そこでキーになってくるのが自分にとっての充分な量への把握。
充分な量
わたしの暮らしの余裕のなさへの限界がある時沸点に達し(何度かあります 笑)、ミニマルな暮らしにとっても憧れて、
ミニマリストは一体服は何着くらい持っているのだろう…
と検索したことがあります
でも実際モノと向き合ってきて
「ミニマルな暮らしをするのに服は◯着..」などどいうことは大切ではないことに気がついたのです
あなたは自分にとってのモノの充分な量を知っていますか
例えば、
- 靴下は4足あれば充分
- コートは2着あれば充分
- 鍋は3つあれば充分
- ペンは5本あれば充分
などのように
自分が心地よく暮らせるモノの量のことです
少なすぎても多すぎても不便で、心地よいとは言えません
先日運転中たまたまモノに関する面白い話をラジオで聞きました
それは、
”47%の女性が服を買うのがすきで、
そのうち65%の人が新しい服を買うたび罪悪感を感じている”
とのこと
そんな経験はありませんか?(わたしはあります!)
せっかく楽しいはずのお買い物をした後、65%の人が罪悪感を感じているのはなぜだろう?
必要なモノならば買った後、罪悪感を感じないのでは?
自分が既にたくさん持っているカテゴリーのモノを買う時、自分の予算に合わないモノ(量)を買う時、罪悪感を感じませんか
そもそも以前のわたしを含め、「自分にとっての充分な量や数」を把握していないから、常にまだ足りないような気がしたりすきだから、可愛いから、安いから、と言ってどんどん増やしてしまう
お買い物の後の罪悪感はあなたが心のどこかで気づいている物質的なキャパオーバーのサインかもしれません
例えば服
クローゼットや棚に入っている服を眺めてみるだけではなく、一度、持っている服を全て出してみて(面倒に感じるの、わかりますよ笑)
どれくらいの量を持っているか手に取って把握してみると、
- 多すぎるのか
- ちょうどいいのか
- 少なく感じるのか
がみえてくる
そうやってあなたにとっての充分な量、心地よく暮らせる量を知っているだけで、お買い物の仕方も変わってくる
お買い物の仕方への変化
足りないと感じるカテゴリーのものは、思いっきり自分が気に入るものを時間をかけて選んでみよう
充分持っていると感じるカテゴリーのものはお店やオンラインで素敵なものを見かけても自分は充分に持っているから、必要ないと思える
そして充分に持っているカテゴリーのモノのなんとなくのネットでスクローリングやSALEの文字につい買いたくなるFOMOの気持ちも抑えられて自分にとっての充分な量を超えなくて済む
まとめ
人によってモノコトの充分な量や数は違う
”ミニマリストになるには服は〇着”などというのではなく
”自分にとって充分な量”が1番のミニマルな量、ちょうどいい量、心地良く暮らせる量だと思っています
シンプルなくらしのためのヒントになればうれしいです
Until next time,
ひと美
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